「積読(つんどく)」のススメ。~私が積読状態の本たちから受け取ったもの。

「読書家に三読あり」という言葉、知っていますか?

この言葉。書いておきながら、実は聞いたことがなかったので、テレビで観ていた時思わず反応してしまいまして。

ある著名な方がテレビで言っていた言葉なのですが、これって、どういうことだと思いますか?

 

「読書家に三読あり」とは

一。音読(おんどく)

二。黙読(もくどく)

三。積読(つんどく)

・・・・・・

「ん?積読?」

と、一瞬耳を疑いましたが、その番組のテーマは「積読の効用」ということで納得してしまいました。

「積読」という言葉だけを聞くと、それまでは「読むつもりで買った本を、読まずにそのままほったらかしにしておく」というような少しネガティブなイメージを持っていました。

買って満足しちゃって、読まずにそのまま放置、だなんて、ネガティブなイメージそのまんまじゃないですっか!

だけど、その積読に意味があるようなのです。

興味、湧いてきませんか?

 

積読(積ん読)とは?

書物を読まずに積んでおくこと。

とテレビに出演していた著名な方は仰っていましたが、国語辞典にも掲載されていました。

皮肉的な事かと思いきや、実は広辞苑のような辞書などにもその意味が掲載されているとか。

私は広辞苑を持っていないので調べられないのですが、確か番組で引用元に「広辞苑」とあったような記憶です。

国語辞典を引いてみたら、掲載されていました!

(「積んでおく」にかけたことば)書物を積んでおくばかりで読まないこと。

引用元:三省堂国語辞典第7版

「ことば」として今では多く広く使われているのですね。

 

「積読」の効用とは?

・積んでおくことで、読書スイッチをいつでも入れられる

・ふと手に取った本からヒントやアイディアをもらえる

・発想、ひらめきの種が生まれることがある

・ひらめきがおきる

・プライミング効果が期待できる

※プライミングとは、先に得た情報が、その先の影響を与えるということ。

つまり、積読された本を見ていると、その本を読み始めた時に脳が活性化するのだそう。

・・・・・

なるほど!

ただ、積読本は「見えるように置いて(積んで)おく」のがコツなのだ、とその方は仰っていました。

見えないところにしまったら、「しまった!」となってしまうので(←スルー推奨。笑)もしスペースの都合上、見えるところに出しておけなかったら時々見てあげるだけでよいそうです。

「自分はどんな本を積読しているのか」を、時々確認するだけでOKなのだとか。

 

なんだー

積読ってネガティブなイメージだったけれど、捉え方ひとつで超ポジティブじゃないですか。

積読は、未来のためのもの。

未来の自分のためのもの。

そう考えると、ちょっとくらい積読してもいいかな?なんて思ってしまった私です(笑)

 

アロマを知ったきっかけも、積読だった

約10年ほど前の話です。

私が、アロマに興味を持ったきっかけというのは、それまであまり興味がなかったのに、たまたま書店で手に取り購入した「アロマテラピーの本」がきっかけだったのです。

アロマって何?植物?芳香療法?へー、ふーん。という感じでした(笑)

だけど、その時の私は、なぜか手に取り、購入したのです。(無意識の何かが反応したのかしら?)

積極的に興味をもてなかったから、その本は当然積読状態になるわけで(苦笑)、何か月かそのままずっと放置していました。

しばらくたってから、風邪か何かで病院にかかった時、待ち時間が長くなることを想定して、この本の存在をふと思い出して持って行ったんだけれど、その時にハマってしまったんですよね。

「アロマって面白そう!」ということを知り、それから何時間も待たされている間(どんだけ待ったんだ)、待合室で何度も何度もページをめくった事を思い出します。

ついでに言うと、その本の中にコラムとして掲載されていたリフレクソロジーの記事を読んで、興味を持ったのもこの本がきっかけでしたからね。

今その仕事に関わっている私からすると「積読は人生を変える!」といっても過言ではありません!

だから、

積読は「未来のワタシ」にサインを届けてくれるもの

と、前向きにとらえてみるのもいいかもしれません。

 

積読状態の本から受け取ったメッセージ

月に一度、本棚に並べきれない本を整理する時間をとっています。

時間にして30分くらいですが、そこで現在「積読状態」になっている本たちを確認します。

その中に、今回とても気になった本がありました。

懐かしいドラマの脚本をもとにした小説です。

数年ぶりに手に取り読み返しましたが、今の私にぐっとくるワードが、ぽつぽつとありました。

何度か読んでいるけど、ここ十ン年は放置していた本です。

「彼女たちの時代」というドラマがフジテレビ系列で放送されていたのを、覚えていますか?

登場人物がすごいメンバーなのです(ここでは敢えて触れません。笑)

26歳の平凡な女性たちが自分の人生を探して揺れ動くストーリーで、当時、このドラマがリアルタイムで放送されていた頃、私はこのドラマの主人公たちよりも少し下の年齢でした。

20代前半だったような記憶がありますが、この頃の私も、このドラマの登場人物たちのように悩み、苦しみ、ただただ一生懸命だったような気がします。(多分。笑)

当時はただ何となく「いい!」というだけで観ていたけれど、今の年齢で改めて読み返すと、時々ぐさりと突き刺さる言葉がありました。

約17年位ぶりに物語を読み返して、今の私にも響く言葉があったんだという事実に、やっぱり積読って悪くない!と思ったのでした。

 

この本を始め、本ってベストセラーにならない限り、打ち切られてしまうもの。廃版に追い込まれてしまうもの。

好きな本が印刷にかけられず、そのまま終わってしまったということも何度かありました。

一度手放してしまったけれど、もう一度どうしても読みたくなって、図書館や書店で探しましたが見つからず、中古本でやっと手に入ったものもあります。

買ってからも読んでいなくても、積読は、手に取るタイミングを待っている本のこと。

きっとその内容がすんなりと頭に入ってくるときを、待っているのかもしれないと感じました。

(私の例でいうと、アロマの本を読むタイミングがずれていたら、とっくのとうに手放していて、今は全く違う仕事をしていたかもしれません)

 

そして、本って出会った時にお迎えしないと、もう二度と会えないかもしれない。

これって書店により(力を入れて)取り扱う本が違うからです。

普段あまり行かない方の書店に、興味のある本が平積みされていたのですが、その時「家の近くの本屋で買おう」とその時に買わなかったんです。

結果、家の近くの本屋でも、電車で数駅隣の大型書店にも置いておらず、再会を果たせなかった本もあります。

ピンときたら、その時に迎える。

だけど積読になっても自分を責めない。

ふと思い立った時に手に取った本から受け取るメッセージってきっとあります。

だから、買ったのに読めていない本を積んでおく状態になってしまっていても自分を責めたりしないでください!!

きっと、その事にも意味があるのだから。

 

まとめ

積読は、未来の「ワタシ」に

・ヒント

・アイディア

・メッセージ

を与えてくれる、かなりポジティブなもので、その人のタイミングで読むタイミングが訪れるもの

だ、と私は実体験から感じました。

だから、もし積読があるのなら、定期的に本の整理をすることをおすすめします!

本のタイトルを確認するだけで、そこから何かひらめきやヒントを得たり、「(長い間放置していたけれど)読んでみよう」というタイミングが訪れるかもしれません。

それが、もしかしたらあなたを変える何かのきっかけに繋がるかもしれませんよ!

 

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